精油の楽しみ方、注意事項について

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アロマテラピーには精油を部屋に香らせたり、スキンケアに活用したり、とさまざまな方法があります。
精油は、その時の気分や直感で選んだり、目的にあわせて選びましょう。
基本的なルールを守りながら、使い方や選び方によってアロマテラピーの楽しみ方は広がっていきます。
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原液は飲まない、直接肌に付けない

精油は非常に成分の濃い液体なので、“原液を直接肌につけない、飲まない”が原則です!
誤って飲んでしまった場合には、多量の水で口をすすぎ、速やかに医師の診断を受けましょう。
使用中、異常(肌にかゆみ、赤み、はれ、刺激など)が現れたらすぐに使用を中止し、大量の水で洗い流してください。

妊娠中は特に気をつけましょう。

通経作用、子宮収縮作用、女性ホルモン様、神経毒性など、流産誘発作用のある精油は高濃度で使用しないよう注意して下さい。また、芳香浴以外の使用法を選択する場合は慎重に行いましょう。

お年寄り、既往歴のある人

お年寄りや敏感な体質の方は、不快感をもつようであればアロマセラピーを避けた方がよいでしょう。癲(てん)癇(かん)や高血圧、糖尿病、肝臓疾患、腎臓疾患など持病のある人には注意して使用しましょう。

乳幼児に対する注意

3歳未満の乳幼児は芳香浴のみ、3歳以上の子供は体重を考慮し、少ない量で使うようにしましょう。

柑橘系は直射日光を避ける

光毒性成分(フロクマリン類)の入った精油を使用した後(約10時間)は、紫外線に注意しましょう。
ベルガモット、グレープフルーツ、レモンなどの柑橘系精油の中には、使用後すぐに日光にあたるとシミや炎症が起こる場合があります。外出前、外出中に使用する際は十分ご注意ください。

保管場所、使用期限には気をつけましょう

精油は高温多湿を嫌うため、遮光ビンに入れて冷暗所で保管し、開封後は1年以内(柑橘系は半年以内)を目安に使い切る様にしましょう。子供やペットの手に届かない場所に保管して下さい。又、精油には引火性があります。火気には十分注意してください。

劣化した精油や植物油は肌に使用しない

酸化した精油や植物油は皮膚感作の原因になりますので、肌には使用しないようにしましょう。