10月10日は何の日？心身の健康に大切なことについて

世界メンタルヘルスデー

皆さんは、１０月１０日が何の日かご存じですか？昔の「体育の日」でしょ？と昭和世代の人は思うかもしれませんね（笑）。

ちなみにジュ～ジュ～（１０・１０）焼き肉の日でもありませんよ。

ご存じない人も多いかもしれませんが、１０月１０日は、『世界メンタルヘルスデー』なのです！

この日はいったいどんな日なのでしょうか。

『世界メンタルヘルスデー』とは、世界精神保健連盟が1992年より、メンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくし、

正しい知識を普及することを目的として、定められました。

その後、世界保健機関（WHO）も協賛し、正式な国際デー（国際記念日）とされています。

≪シルバーリボンジャパン≫

メンタルヘルスの理解促進を目的として活動する「シルバーリボンジャパン」は
2011年から世界メンタルヘルスデーに合わせて普及啓発イベントを行ってきました。

その目的は、メンタル不調や精神疾患によって厳しい状況にある人が、前向きに生活できる社会になることを願って。

「シルバーリボン」の背景として、創始者ジーン・リーシティー氏は、長男が精神疾患を罹患し、周囲からの偏見に苦しむことになりました。
その渦中にふと曇天模様の空を見上げたところ、曇の隙間から差し込んだ太陽光がシルバーに輝き、
その光は夢や希望を帯びているように見え、同氏を勇気づけました。

その出来事から、後に同氏が開始する精神疾患のスティグマ（差別や偏見）をなくすことを目的とする
アウェアネスリボン運動のシンボルカラーがシルバーとなりました。

2020年以降、10月10日の世界メンタルヘルスデー当日は、メンタルヘルスを象徴するシルバーリボン運動にちなんで、
東京タワーをシルバーにライトアップしています。

 『世界メンタルヘルスデー』の目的として

　・メンタルヘルス問題への関心を高める：メンタルヘルスは、身体の健康と同じくらい重要であるという認識を広める。

　・偏見をなくす：メンタルヘルスに関する誤解や偏見をなくし、心の病を抱える人々に対する理解を深める。

　・正しい知識の普及: メンタルヘルスに関する正しい知識を普及し、早期発見・早期治療につなげる。

といった目的があげられます。

現代社会では、ストレスやプレッシャー、孤独感など、多くの人が心の問題を抱えています。

世界メンタルヘルスデーを通して、

　・自分自身について学ぶ：メンタルヘルスに関する知識を深めましょう。

　・周りの人に声をかける：心の不調を感じている人がいたら、声をかけてみましょう。

　・イベントに参加する：世界メンタルヘルスデー関連のイベントに参加し、情報交換をしましょう。

　・ソーシャルメディアで発信する：メンタルヘルスの重要性について、SNSなどで発信していきましょう。

人間の健康はフィジカルだけではありません。心身の健康の対する理解と満足があって幸せと感じるのかもしれません。

皆さんも１０月１０日に限らず、興味を持ったら積極的に取り組んでいただければなと思います。