オフィシャルブログ

オフィシャルブログ

  1. ホーム
  2. オフィシャルブログ
  3. 他人の評価に惑わされない!自分の力を引き出す方法

他人の評価に惑わされない!自分の力を引き出す方法

31356923_m.jpg

「仕事の質と納期を両立させるための『課題の分離』法」

皆さん、こんにちは。日本統合医学協会、認定メンタルセラピストの丸山です。

他人の評価を気にしすぎると、本来のパフォーマンスを発揮できなくなる――そんな経験をしたことはありませんか?
今回は、「周囲の評価を気にするあまり、自分らしさを失ってしまう」というテーマをもとに、
「他人の評価を意識することの無意味さ」についてお話しします。

「周囲の評価」とは、いわば「他人の目」を表します。
人目を気にするあまり集中力を欠き、パフォーマンスが低下してしまう――こうしたことは一度や二度、経験があるのではないでしょうか。
「周囲の評価」とは、アドラー心理学でいうところの「他人の課題」にあたります。
この考え方を理解するために、アドラー心理学の概念の一つである『課題の分離』について説明します。

『課題の分離とは、次の2つのことを意味します:

  1. 他人の課題に介入しないこと
  2. 自分の課題に他人を介入させないこと

ここでいう「周囲の評価」とは、「他人が自分に対して下す評価」を指します。
つまり、その評価を下した人自身が対処すべき課題だと解釈できます。

一方、「自分の課題」は、「集中力が低下し、パフォーマンスが落ちたこと」です。
自分がすべき課題は、この状態を改善するために「集中力を維持し、パフォーマンスを向上させること」だということになります。

実験から見る「他人の目」の影響

こんな実験がありました。
米国ラバーン大学のグォック・ブイは、72名の大学生に
「私立大学と公立大学の教育の長所と短所を論じなさい」というレポート課題を出しました。
提出期限は15日以内です。

課題を伝える際、あるグループには「書いたレポートは後日、高校生の前で読み上げてもらうことになっています」と伝えました。
このグループでは、レポートの提出までに平均15.83日かかりました。
期日は15日以内でしたが、締切を守れなかった人も多かったことがわかります。

一方、「高校生に読み上げてもらうことを伝えなかった」別のグループでは、提出の平均日数は9.92日でした。

上記の実験について、もちろん「早ければ良い」というわけではありません。
他人の評価を意識することで、より良いレポートができるかもしれません。
しかし、私が仕事で最も大切だと考えるのは納期です。
「速かろう、旨かろう」を目指すことが、最終的により良い仕事につながるのではないでしょうか。

皆さんも、課題が誰のものかを見極め、自分のパフォーマンスを最大限に活かしていきましょう。
自分の課題に集中することで、他人の評価に振り回されずに、本来のパフォーマンスを発揮できるはずです。

  1. 一覧へ戻る
入会案内

入会案内

メディカルアロマやメディカルヨガをはじめとする
セルフメディケーションやセンテナリアンなどに関心をお持ちで、
当協会の目的や活動にご賛同いただける方のご入会をお待ちしております。

日本統合医学協会は、東京と大阪に拠点を持ち、日本における健全な統合医学の普及と発展を目的として、平成12年に設立されました。メディカルアロマ、メディカルハーブ、またメディカルヨガやメディカルピラティスといった幅広い分野で技能研修や資格・検定の認定制度確立。統合医学の正しい知識の普及と技能向上に努めています。長年の実績と信頼ある当協会の資格は、医療・福祉の現場をはじめ、自宅サロン開業など転職・就職・開業にも役立てることが可能。統合医学の現場で働く皆様の活躍を後押しします。また、プロの育成だけでなく、セルフメディケーションとしてのメディカルアロマやメディカルヨガの普及にも注力し、誰もが「センテナリアン」を実現できる社会を目指し活動しています。