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高齢化が進む現代社会において、いかに健康的に年齢を重ねるかが重要なテーマとなっています。
健康寿命を延ばすためには、適度な運動が欠かせません。
しかし、関節や筋力に不安を抱えるシニア世代にとって、激しい運動はハードルが高いことも事実です。
そんな中、安全かつ効果的に取り組める運動法として「ピラティス」が注目されています。
ピラティスは、体幹を鍛え、柔軟性を高め、正しい姿勢を保つことを目的としたエクササイズです。
特にシニア向けのピラティスは、無理なく体を動かしながら健康をサポートする優れた方法として、多くの人に取り入れられています。
シニア向けピラティスの最大の特徴は、「安全性」と「柔軟性」です。
高齢者の体は若い頃に比べて関節が硬くなりやすく、筋力も低下しやすい傾向にあります。
ピラティスでは、ゆっくりとした動きと正しい呼吸法を組み合わせることで、無理なく筋肉や関節を動かし、体全体のバランスを整えることができます。
さらに、シニア向けのピラティスは椅子や小さなボール、
セラバンド(ストレッチバンド)などの補助器具を使用することが多く、安全に動作をサポートします。
また、動きの難易度も個人の体力や状態に合わせて調整が可能なため、運動が苦手な方や体力に自信のない方でも安心して取り組めます。
シニア世代がピラティスを続けることで、以下のような効果が期待されます。
① 筋力と体幹の強化
年齢とともに衰えやすい筋肉や体幹を鍛えることで、立ち上がりや歩行がスムーズになります。
特にコアを意識した動きは、姿勢を安定させる効果があります。
② 柔軟性の向上
関節の可動域を広げ、筋肉の緊張をほぐすことで、日常生活の動作が楽になります。
③ バランス感覚の向上
バランス感覚が鍛えられることで、転倒リスクが軽減されます。
これはシニア世代にとって非常に重要なポイントです。
④ 呼吸機能の改善
深い呼吸を意識することで、呼吸機能が改善され、リラックス効果やストレス軽減も期待されます。
⑤ 心の健康
ゆったりとした動きと呼吸法は、自律神経を整え、心の安定やリラックス効果をもたらします。
シニア向けピラティスを安全に実践するためには、以下のポイントに注意しましょう。
① 無理をしない
痛みや違和感を感じた場合は、すぐに動きを止めることが大切です。
無理をせず、自分のペースで進めましょう。
② 正しいフォームを意識する
ピラティスは正しいフォームが重要です。
専門のインストラクターの指導を受けることで、効果的に取り組むことができます。
③ 呼吸を大切に
胸式呼吸を意識し、ゆっくりと深い呼吸を行いましょう。
呼吸は動作と連動することで、エクササイズの効果を最大化します。
④ 短時間からスタート
最初は短時間から始め、少しずつ時間や回数を増やしていくことがポイントです。
日本統合医学協会が提唱する「メディカルピラティス」は、
統合医療の視点に基づいたエクササイズとして、シニア世代にも高い効果が期待されています。
骨粗鬆症やフレイル予防に特化した「オステオフレイルピラティス」は今後さらなる普及が期待されているのです。
これらは、専門のインストラクターによる適切な指導のもと、
安全性が確保されるため、シニアの方でも安心して取り組むことができます。
シニア向けピラティスは、筋力や柔軟性の向上、バランス感覚の改善、
そして心の健康維持に非常に有効な運動法です。
無理なく続けることで、健康寿命を延ばし、より活動的で充実した日々を過ごすことができるでしょう。
特に「メディカルピラティス」や「オステオフレイルピラティス」は、医学的根拠に基づいたプログラムであり、
安全性が高く、症状や体力に合わせたトレーニングが可能です。
ぜひ、ピラティスを生活の一部に取り入れ、健やかなシニアライフを実現しましょう。
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協会について
日本統合医学協会は、東京と大阪に拠点を持ち、日本における健全な統合医学の普及と発展を目的として、平成12年に設立されました。メディカルアロマ、メディカルハーブ、またメディカルヨガやメディカルピラティスといった幅広い分野で技能研修や資格・検定の認定制度確立。統合医学の正しい知識の普及と技能向上に努めています。長年の実績と信頼ある当協会の資格は、医療・福祉の現場をはじめ、自宅サロン開業など転職・就職・開業にも役立てることが可能。統合医学の現場で働く皆様の活躍を後押しします。また、プロの育成だけでなく、セルフメディケーションとしてのメディカルアロマやメディカルヨガの普及にも注力し、誰もが「センテナリアン」を実現できる社会を目指し活動しています。