TEL:054-261-9201
- 取得可能資格:
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- メディカルピラティスインストラクター
- メディカルヨガインストラクター
20世紀初頭ジョセフ・ピラティス氏によってリハビリを目的に考案されたピラティスメソッドは、
時代とともにそのニーズや活用シーンも変化してきています。日本統合医学協会はピラティス氏の考えを踏襲しながら、
時代のニーズに対応できる「メディカルピラティス」の普及と実践に取り組んでいます。
ピラティスは元々、身体のインナーマッスル(深層筋)を強化し、姿勢改善やバランスの向上を目指すエクササイズとして知られています。
その理論をベースにしながら、解剖学的要素だけでなく、統合医療の視点から幅広く知識を習得した指導者(メディカルピラティスインストラクター)
がレッスンを担当することで、心身両面からの機能改善を目指すことが可能となります。
もともとリハビリトレーニングとして考案されたピラティスは複雑な動きが少ないのも特徴のひとつ。
それは運動経験の浅い人や高齢者でも手軽に始めることができるので運動不足解消や不調改善を目的としても始めやすいスポーツといえるのです。
流れるような動きを反復的に行うことで、全身を整える効果が期待でき、四肢の筋力強化、柔軟性や筋持久力向上に繋がるとされているピラティス。体の軸を意識する動きが主体となるので、体幹強化に直結し、正しい姿勢の維持にも効果的です。
ピラティスエクササイズはあらゆるスポーツの土台として欠かせない体幹強化や柔軟性向上に直結しており、ダンサーやアスリートのトレーニング法としてだけでなく、競技後のアクティブリカバリーとしても注目されているのです。
ピラティスエクササイズで用いられる胸式呼吸は交感神経を優位にし、身体が活性化して運動のパフォーマンスが上がったり精神力を向上させ高い集中力を得ることが可能となります。
メディカルピラティスの特徴は統合医療の視点に基づくことが特徴のひとつ。その指導者であるメディカルピラティスインストラクターはエクササイズだけでなく、基礎医学や心理学、メディカルアロマセラピーなど幅広い知識に精通しているのです。
ピラティスには、マットを利用する「マットピラティス」と専用のマシンを使用する「マシンピラティス」があります。
マットピラティスはマシンピラティスと違い、自分の体重(自重)を利用してたエクササイズで、マット1枚でどこでも実施できるため
スタジオでのグループレッスンはもちろん、訪問パーソナルレッスンやオンラインレッスンも実施しやすく、医療機関や介護施設でもお勧めの実施形態です。
ピラティスは、身体の柔軟性向上、筋力強化、姿勢改善、リフレッシュなどを目指すエクササイズとして広く知られています。
では、日本統合医学協会が提唱する「メディカルピラティス」とはどのようなものなのでしょうか。
「メディカルピラティス」は、単なるエクササイズにとどまらず、医学的根拠に基づいた体系的なプログラムとして位置づけられており、その目的は、身体の機能回復や症状の改善、さらには心身の健康を統合的にサポートすることにあります。 通常のピラティスは、解剖学や運動学といった知識をベースに構築されたプログラムです。もちろんメディカルピラティスも医学的な知識がベースとなりますが、単なるフィットネスやトレーニングではなく、身体の構造や機能に関する深い理解とともに、メディカルアロマや心理学といった統合医療に関する幅広い分野からのアプローチを含むことで、多角的な視点から心身のサポートに役立つエクササイズであると言えるのです。
メディカルピラティスはリハビリテーションから慢性症状の改善、さらには心身のバランス調整まで、幅広いニーズに対応し、持続して健康をサポートできることが最大の特徴です。専門的な指導者のもと、洗練されたプログラムに取り組むことで、多くの人が健康で豊かな生活を手に入れる機会を得ることが可能となるのです。
メディカルピラティスは、正確な動きと呼吸法を通じて、体のバランスを整え、不調の改善や健康維持を目指す新しいエクササイズです。
また、個々の体調や症状に応じて芳香療法やハーブ療法を組み合わせることで、心身両面にアプローチし、
日常生活に癒しと活力をもたらす統合的なセルフケア方法として注目されています。
日常生活での姿勢の崩れは、肩こりや腰痛の原因になります。ピラティスでは体幹を強化し、正しい姿勢を維持する筋肉を鍛えます。デスクワークやスマートフォンの使用が多い現代人にとって、自然と美しい姿勢を保つ効果が期待できます。無意識のうちに良い姿勢をキープできるため、日常動作全般の質が向上します。
ピラティスは骨盤の歪み改善に効果が期待できます。特に骨盤底筋群を鍛えることで、産後の体型戻しや尿漏れ防止にも役立ちます。女性のライフステージに応じた体の悩みをサポートし、快適な日常生活を支えます。
ピラティスはスポーツにおけるパフォーマンス向上にも効果的です。ゴルフやテニス、ランニングなど、さまざまなスポーツに必要な体幹や柔軟性、バランス感覚が向上します。また、怪我の予防や早期回復にもつながるため、アスリートから一般のスポーツ愛好者まで幅広く活用できます。
ピラティスを継続することで、体の変化や姿勢の改善が実感でき、自信がつきます。特に体型の改善や痛みの軽減が目に見える形で現れると、自己肯定感が高まります。心身ともに健康な状態を維持することで、日常生活にポジティブな影響を与え、自分らしい生活が送れるようになります。
日本統合医学協会が開発したオステオフレイルピラティス®は、骨粗鬆症やフレイル(虚弱)の予防・改善を目的とした運動プログラムです。体幹や骨盤周りの筋力を強化し、バランス感覚や柔軟性を向上させることで、転倒や骨折のリスクを軽減します。また、正しい姿勢や動作パターンを身につけることで、日常生活の動作がスムーズになり、生活の質(QOL)が向上します。無理のない動きと呼吸法を組み合わせることで、高齢者や運動初心者でも安心して取り組むことができます。
主にピラティススタジオやフィットネスジムでピラティスのレッスンを担当します。来られるクライアントさんの年齢や生活習慣も異なるため、ピラティスに留まらず幅広い知識が必要となります。
医療機関や介護現場で医療職者と連携し、リハビリテーションの一環としてピラティスを提供します。特に慢性痛や手術後の回復期における運動療法として注目されています。正しい姿勢や動作パターンを身につけることで、痛みの軽減や再発防止に貢献できます。医療分野との連携は専門性の高さが求められますが、その分やりがいも大きい分野です。
メディカルピラティスインストラクター資格を持った者がピラティスに関する授業を大学などの学校や専門学校などの教育機関で担当します。日本統合医学協会のプログラムは全国の教育機関で導入されています。
スタジオを開業して、独自のプログラムを展開することも可能です。ピラティスはパーソナルレッスンも行いやすいので、密着型のスタジオとして地域貢献も可能です。オンラインレッスンや出張レッスンを組み合わせることで、より多くの顧客にリーチすることができます。
プロスポーツ選手やチームのパフォーマンス向上のためにピラティスを指導します。体幹の強化や柔軟性向上、怪我の予防が主な目的です。アスリート個々の体の特性や競技特性を理解し、それに合わせたカスタマイズプログラムを作成する能力が求められます。
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協会について
日本統合医学協会は、東京と大阪に拠点を持ち、日本における健全な統合医学の普及と発展を目的として、平成12年に設立されました。メディカルアロマ、メディカルハーブ、またメディカルヨガやメディカルピラティスといった幅広い分野で技能研修や資格・検定の認定制度確立。統合医学の正しい知識の普及と技能向上に努めています。長年の実績と信頼ある当協会の資格は、医療・福祉の現場をはじめ、自宅サロン開業など転職・就職・開業にも役立てることが可能。統合医学の現場で働く皆様の活躍を後押しします。また、プロの育成だけでなく、セルフメディケーションとしてのメディカルアロマやメディカルヨガの普及にも注力し、誰もが「センテナリアン」を実現できる社会を目指し活動しています。