医療多職種連携による専門チームが開発した
全国初の進化系ピラティス
「オステオフレイルピラティス®」の「オステオ(Osteo)」はラテン語で「骨」を意味し、
「フレイル」は健康的な日常生活が可能な状態と周囲のサポートが必要な介護状態の中間の状態を指します。
整形外科専門医、理学療法士、管理栄養士、歯科衛生士で構成された医療系専門家チームとピラティトレーナーとの
共同開発によって生まれた「オステオフレイルピラティス®」は、骨粗鬆症やフレイル予防に、フェムケアの視点で開発された、
今注目の女性の健康課題解決にもつながる進化系ピラティスです。
超高齢化を迎える日本において、医療費の増大は大きな問題となってきています。その解決策のひとつとして開発されたのが「オステオフレイルピラティス®」です。骨粗鬆症やサルコペニア、フレイル予防、さらには女性の健康課題解決に特化した新しいピラティスエクササイズです。
フレイル予防のためには、「運動で筋力づくり」「低栄養予防」「お口と歯の健康」「外出と交流」の4つの柱が重要とされています。オステオフレイルピラティス®では、ピラティスエクササイズと並行して、食事や口内ケアについての知識を持ったインストラクターが総合的に健康課題解決へのサポートを行っていきます。
医療多職種連携により作られたオステオフレイルピラティスを、フェムケアの視点から安全・効果的に指導できるインストラクターを「オステオフレイルピラティスインストラクター」として認定。専門性の高い技術と知識の習得が資格取得の条件となります。
骨粗鬆症やフレイルによって機能障害となった方の治療には、保険適用ができます。一方、本来は何らかの介入が必要な予防段階では、診断病名をつけられないため保険適用ができません。また、そうした方々へ「健康体操」などを勧めても、言葉の印象のためか実施率が低い現実があります。
その点、ピラティスは40代後半~60代の女性における認知度が高く、受け入れてもらいやすい傾向があります。そこで、従来のピラティスに骨密度の上昇につながる「骨格筋強化」の要素を加えれば、転倒・フレイル予防として理想的な予防医療の手段になると考え、「オステオフレイルピラティス®」を開発しました
例えば、歯が19歯以下の人と20歯以上の人では、前者の方が3年後の転倒リスクが2.5倍も高くなるという調査結果があります。このように、歯の数が転倒リスクにも影響を及ぼすことが注目されつつあります。そうした事実を踏まえ、今回の「オステオフレイルピラティス®」にも歯科の要素を加え、口腔ケアと転倒・フレイル予防の関連について理解を深めていただくことで、より多角的なサポートにつなげていただければと思っています。
現在ピラティスインストラクターとして、健常者やフレイル前段階の方々へ、適切な姿勢で効果的な運動を行う方法をお伝えしています。今後さらなる高齢化と介護・ケア人口の減少が予想される中、心身の不調や疾患によって要介護・要支援状態になる前段階から、そうした「セルフケア」によって健全な状態を保つ知識やスキルが重視されていくでしょう。
「オステオフレイルピラティス®」の開発においては、これまで数多くの受講生と接してきた経験を活かし、誰もが取り組みやすく続けやすいセルフケアの手段になるように、さまざまなアドバイスをさせていただきました。
理学療法士によるリハビリや運動指導を受けるには、医師による診察・処方が必須で、場所も病院や施設などに限られがちです。
しかし、高齢になっても自立した日常生活を送っていただくためには、予防医療として運動やリハビリを提供することが重要です。そこで着目したのが、診察や処方箋がなくても手軽に提供できるピラティスです。従来のピラティスに医学的なエビデンス(根拠)をもとにした運動を加えることで、予防医療として活用できる「オステオフレイルピラティス®」を構築しました。
特に女性は、妊娠や出産、閉経によって体の状態が変化します。骨はそうした変化の影響を受けやすい一方で、骨粗鬆症を患っても自覚症状がないケースが多く、骨粗鬆症の検診率や治療を受けている人の数は多くはありません。ただ、骨粗鬆症は生活習慣を見直すことでも予防が可能です。運動だけでなく、栄養面からのアプローチも加えた「オステオフレイルピラティス®」は、日々の食生活を通して骨の健康を保つことができる、新しい予防医療の手段になると考えています。
人生100年時代といわれる現代、多くの方々が望むのは「健康に歳を重ねること」です。その実現には、不調や疾患の早期発見・早期治療に加え、科学的根拠(エビデンス)に基づいた運動と栄養管理が欠かせません。実際、厚生労働省研究班の報告では、50歳以上女性の約4人に1人が骨粗鬆症を有し、さらに2~3割が骨量減少(予備軍)に該当するとされています。加齢や生活習慣にともなうフレイルも社会的課題となっており、運動・栄養・口腔ケアを組み合わせた多面的な介入の重要性が示されています。
特に女性は、妊娠・出産後の身体変化や子育てと仕事の両立など、ライフイベントごとに健康不安を抱えやすく、自身の健康管理が後回しになりがちです。こうした背景を踏まえ、整形外科医、理学療法士、管理栄養士、歯科衛生士、ピラティストレーナーといった多職種の専門家チームが共同開発したのが、「オステオフレイルピラティス®」です。
このメソッドは、骨粗鬆症やフレイル予防に特化した日本発の進化系ピラティスであり、従来のピラティスが主眼とする体幹強化・姿勢改善に加え、骨密度維持や転倒リスク低減といった高齢者特有の課題にも対応できる点が大きな特徴です。さらに、協会認定インストラクターが医学的知見に基づいて指導を行うため、シニア世代でも安心して継続できる安全性と専門性を備えています。
私たちは、この「オステオフレイルピラティス®」が、高齢社会における新しい健康マネジメント手段として広く浸透し、社会全体で健康寿命の延伸を支える一助となることを確信しています。
「オステオフレイルピラティス®」は、インナーマッスルを中心に鍛える従来のピラティスに、加齢によって筋力低下しやすいアウターマッスルを鍛える運動や栄養管理、口腔ケアの知識などを取り入れています。
それは、特に女性の健康課題としてよく挙げられる骨粗鬆症やフレイルを予防することで、女性の日常生活や社会進出をサポートすることがひとつの目的だからです。そのために、女性特有の体の悩みをケアする「フェムケア」、テクノロジーを用いて女性の健康課題を解決する「フェムテック」の観点も積極的に取り入れています。
一人ひとりの開発者の専門領域は異なりますが、「オステオフレイルピラティス®」の資格講座を通して、年齢を重ねても心身を整え、真の美しさと健康を大切にしたい方々を応援する気持ちは共通しています。
みなさんも、ぜひ一緒に、活動していきましょう。
「オステオフレイルピラティス®」の「オステオ(Osteo)」はラテン語で「骨」を意味し、
「フレイル」は健康的な日常生活が可能な状態と周囲のサポートが必要な介護状態の中間の状態を指します。
通常ピラティスとは「身体のストレッチ、筋力強化、そしてバランス強化を目的としてデザインされたエクササイズと身体の動作法である」(Pilates Method Alliance)と言われています。
「オステオフレイルピラティス®」は、骨粗鬆症やフレイル予防に特化した日本発の進化系メソッドです。整形外科医や理学療法士ら医療専門家が共同開発し、運動・栄養・口腔ケアを組み合わせることで高齢者の健康寿命延伸を目指します。一般的なピラティスが姿勢や筋力改善を主目的とするのに対し、本メソッドは骨密度の維持や転倒リスク低減にも効果が期待でき、認定インストラクターによる安全な指導でシニア世代も安心して取り組めます。
女性はライフステージにおいて女性ホルモン(エストロゲン)の増減に影響する様々な健康課題を有し、
その中でも「骨密度の減少による骨粗鬆症」・「筋肉量の減少によるサルコペニア・フレイル」は女性ホルモンに密接な関わりがある
疾患・病態であり、QOLを大きく低下させる骨折を引き起こすきっかけになります。
オステオフレイルピラティス®は骨粗鬆症やフレイル予防に特化したエクササイズとして開発されました。
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協会について
日本統合医学協会は、東京と大阪に拠点を持ち、日本における健全な統合医学の普及と発展を目的として、平成12年に設立されました。メディカルアロマ、メディカルハーブ、またメディカルヨガやメディカルピラティスといった幅広い分野で技能研修や資格・検定の認定制度確立。統合医学の正しい知識の普及と技能向上に努めています。長年の実績と信頼ある当協会の資格は、医療・福祉の現場をはじめ、自宅サロン開業など転職・就職・開業にも役立てることが可能。統合医学の現場で働く皆様の活躍を後押しします。また、プロの育成だけでなく、セルフメディケーションとしてのメディカルアロマやメディカルヨガの普及にも注力し、誰もが「センテナリアン」を実現できる社会を目指し活動しています。