- メディカルピラティスインストラクター
右馬 早代子 さん
助産院併設のスタジオで、マタニティと産後のヨガ・ピラティスレッスンを開催!
インストラクターを目指そうと思ったきっかけは、整形外科で看護師として勤めていた時に、患者さんが訴える痛みや不調に対し、はたして注射をするだけで良いのだろうか...と思うようになったことです。自分にできることを考えているうちに、もともと長く続けていたヨガのインストラクターの資格に興味を持ちました。看護師なので運動解剖学の知識は知っていましたが、運動とヨガをどう結びつけるのかということに興味がありました。認定校で話しを聞くうちに、リハビリから始ったというピラティスの方が自分が学びたい内容に合っていると思い、ピラティスインストラクターを目指すこととなりました。
認定校での授業は、アットホームで和気あいあいとして、いつも楽しく受講できました。授業が進むうちに、出産してからひどくなっていた腰痛が、お腹のまわりが鍛えられ、痛みがなくなるという経験をしました。これまでは、職場で先生が患者さんに「ここ鍛えときや」などと言っているのを、ただ聞いているだけしかできませんでしたが、どうやったら鍛えられるのかを患者さんにアドバイスができるようになりました。そしてピラティスをもっと伝えたいという気持ちが次第に強まっていきました。
資格取得後は、まずは個人でレンタルスタジオを借りて、知合いを対象にピラティスレッスンをはじめましたが、今では看護師としての仕事も続けつつ、助産院併設の保育園で保育スタッフとして働きながら、同じ助産院の併設スタジオでヨガ・ピラティスのレッスンを担当しています。さらに他のヨガスタジオやご自宅でのプライベートレッスンなど、フリーのインストラクターとしての仕事も充実しています。
助産院併設スタジオでのレッスンでは、産後ピラティスや、ママとベビーのヨガを担当しています。産後のヨガには、骨盤底筋群を強化したり、滞りがちな血液の流れを改善し、おっぱいの分泌を良くするなどの効果があります。また、レッスン後に「身体が楽になった」「気分転換になった」とママ達の表情が、やわらかく、そして明るくなるのを見ていると、私の方も幸せな気持ちになります。そして、赤ちゃんには毎回癒されています。
私がインストラクターを目指す原点となった、「病院へ頼るだけでなく、痛みの出にくい体づくりや、痛み・不調を自分でメンテナンスできるようになること」を、看護師として、インストラクーとして伝えることができる今は、大きなやりがいでいっぱいです。
私にとってのピラティスとは、「人生を豊かにするもの」です。人とのつながりが増えることで、自分のことも他人のことも大切にし、感謝し、考え、学び、悩み、楽しみ、人生を豊かにしてくれます。
いつか自分のスタジオを持って、そこに集まってくれた人が、横の繋がりを持ち、共に人生を豊かにしていけるような、そんな場所を提供することが今の私の夢です。
右馬早代子さんプロフィール
看護師/日本統合医学協会アロマピラティスインストラクター
看護師として働きながら、助産院らうらうみっどわいふりぃ併設スタジオにて産後ピラティス、ママとベビーのヨガを担当。他、フリーインストラクターとしてヨガスタジオでのレッスンや、プライベートでの訪問レッスンなどを行っている。
※記事内容は取材当時のものです。